皆さんこんにちは、今日はやりたいことが見つからないよという悩みについてお話しをしていきます。人は生きていると、やりたいことの壁にぶつかったり、自分探しを始めるなど、「私の人生これでいいのかな」なんて考えてしまうときあると思います。
周りを見ると、みんなキラキラして見えて、「私もやりたいことに出会ったらお金稼げるのかな」とか、「もっと充実した楽しい人生になるのかな」なんてモヤモヤ。
自分だって頑張っているのに、幸せになりたいのに、なんだか力が出ない心のからくりについてお話しをしていこうと思います。
モヤモヤする人生を選択しているのは自分
あなたは、小学生低学年ぐらいのとき、「自分のやりたいことは何だろうか」「自分はこのままでいいのだろうか」なんて考えたことありましたか?
きっと心赴くままに、外で遊んで、ご飯を食べて、寝て・・・という日常を送っていたのではないでしょうか。
これをしたら○○ちゃんに嫌われちゃうから、気を遣って、話を合わせておこうなんて思わず、「私はこれが好き!」「僕はあれがやりたい!」って自由に発言し、行動していたと思うんです。
しかし、いつの日からか、あなたは食べたくもないランチを同僚と食べニ行き、尊敬できない上司の愚痴飲みに付き合い、仕事ができない部下の後始末をし、日々人に気を使って自分らしさというものを少しずつ少しずつ自分というものを削るようになりました。
昔は趣味でキャンプや登山、ハイキングなどアウトドアが好きだったのに、今はそんな元気もなく、撮り溜めたドラマを見ながらカップラーメンを食べるような休日。
あるとき15年ぶりに開催された同窓会に参加すると、地味だった同級生が成功し、外車や高級時計を持つようになっていたり、チャラ男だった友人は、今は落ち着いて、2児のパパになっていたり、みなそれぞれ幸せそうな生き方をしている姿を見て、「何もない俺の人生って何なんだろう」と感じます。
「俺だって頑張ってきたのに、なんでこんな人生になったんだろう、30歳を過ぎた俺が今から何かをしたってうまくいかないに決まってる」
例えで書きましたが、男女関わらず、多くの方が、このように人と比べ、過去の自分と比べ、自分は何もないし、うまくいかないと思い込んでしまっています。
不幸の思考回路ができている
そして幸せになれない多くの方が勘違いしているのは、幸せの概念を、起業に成功しお金持ちになって華やかな暮らしをすること、大好きな人と結婚して、子供ができてマイホームを持つことなど、世間一般の幸せだけを見て、そうなったら自分の幸せだと思っていることです。
自分はフリーターだから金持ちになれない、私は結婚できてないからダメだ、子供ができないから不幸なんて、世間の言う幸せと比べて、自分はあれがない、これがないと不幸を感じてしまっているんです。
そんなあなたのいる次元は不幸の階です。その不幸な階にいる限り、たとえお金持ちになっても、結婚して子供ができても、不幸を感じ続けるずっと続きます。
要はあなたは、不幸回路が全身にできてしまい、常に不幸を選択し、常に不幸を感じるようにできているんです。
なぜ不幸を選択してしまうのか
じゃあ幸せになる選択をすればいいと思いますが、意識して行動を変えようとしても、気づいたらまた不幸を感じる選択をしてしまうのです。
実は幸せになろうと努力しても、なんだか力も湧かないし、いつもこれでいのかなと思ってしまったり、結局不幸な状態に戻ってしまう理由は、無意識に「私は罰せられるに相応しい」と思っているからです。
なぜ無意識にそうなってしまったかというと、それはほんの些細なことだったりします。子供のときは罰せられるなんて思っていませんから、自由気ままに生きていました。
しかし、成長する過程で、人は罪悪感を感じる場面に出会います。こっそりママの口紅使ったら、折れてママを怒らせてしまったとか、いつもゲームばかりして宿題をやらないで怒られていたとか、好きな子にちょっかい出してたら泣かれてしまったなど様々です。
「えーそんなことで」と思うくらい些細なことかもしれませんし、記憶にないこともほとんどでしょう。しかし、子供のときは両親がすべてなので、パパやママの悲しい顔を見ると、大好きな人たちを傷つけてしまった「自分の存在は、周りに迷惑がかかるし、人を不幸にしてしまうんだ」と子供ながらに潜在意識に組み込まれてしまうのです。
そんな罪悪感をずっと持っているので、大人になるにつれて、その罪悪感がさらに大きくなり、あなたは自分が幸せになることを抑え込むようになります。
だからあなたは人に気を使って、やりたくないことを我慢をし、幸せにならないことで、自分の罪を償っているのです。自分が幸せを味わうとなんだか居心地が悪くなってしまうので、自分が不幸になることで安心感を覚えているのです。
周りは鏡ですから、あなたが自分を扱うように、周りからもあなたが幸せにならないよう抑えつけられます。そして「ほら、やっぱり私は我慢して生きなきゃいけ存在なんだ」という思い込みを育ててしまっているのです。
そんな抑えつけ、抑えつけられた人生を送っていれば、自分の望みがだんだんわからなくなっていくので、力が湧かなくなってしまいます。
自分に幸せになることを許可する
罪悪感の根っこはかなり根深くなっているでしょうから、あなたは自分の意見を主張したり、自分を優先することがものすごく怖くなります。
自分が幸せになったら周りが不幸になるという思い込みが増大するので、行動ができません。
ただ、あなたは自分が罰せられるに相応しいと思っていますが、あなたの両親や友人は、本当にあなたのことを罰するに値する人間だと思っているでしょうか。あなたの存在を邪魔だと思っているでしょうか。
あなたは両親や多くの人を傷つけたのかもしれませんが、傷つけたと思っているのはあなただけで、少なくとも両親はあなたが生まれてきたということが一番の幸せで、あなたが幸せになることが一番の親孝行だと思っています。
ごくまれに足を引っ張るような嫌な人がいるかもしれませんが、その人も人生が不安でいっぱいなのです。海で溺れている人を助けようとすると、自分も溺れてしまいますよね。「自分はいいから君は助かって」と犠牲になったところで、相手に罪悪感を持たせてしまうだけで、罪悪感の連鎖が起きるだけです。
それならまずは、船など助け呼び、自分が助かって、相手を助けに行く方が良いのです。
なので、いつまでも犠牲の人生を歩むのはやめて、あなたから幸せになりましょう。そして、今度は、不幸でいっぱいだった人たちに、あなたも幸せになれるよということを教えてあげればいいのです。
そうすることで、自分も周りも幸せになるという連鎖が起きていきます。
まとめ
やりたいことが見つからない、人生が上手くいかないのはあなたに能力がないからではない、ということについてまとめていきました。自分は罰せられるに相応しいと思うが故、幸せになることをわざと避けるという心のからくりがあったのです。
あなたが幸せになることは周りを不幸にすることではありません。自分が幸せになることを許可をすることで、あなたに力がみなぎり、そしてあなたが幸せになった分、周りにも幸せを与えられる愛のある人になれるのです。